震災

2002年5月6日

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先日、写真展で本橋成一さんにお会いしたことを思い出し、
久しぶりに「無限抱擁」という写真集を開いた。
チェルノブイリの近くにある村を撮影したものだ。

放射能まみれの村なのだが、
素朴な村人達と、土地の自然がひたすら温かく、美しく、
泣きそうになってしまうような写真集だ。

見返しに本橋さんのサインと日付があった。

「2002.5.6」。

ちょうど10年前だ。
恥ずかしいけどこの頃は、
「チェルノブイリもまだまだ大変だなぁ」くらいにしか
感じていなかったと思う。

そして10年後、日本の原発問題が
収束のあてもない状態になっていようとは想像もしなかった。

いつの間にこんな国になっていたんだろう。

EOS 5DMarkⅡ+ EF24-105mm f4L IS USM f16 1/80sec ISO200

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さんまの味

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震災後、2度目の東北。
今回は石巻から気仙沼まで海沿いに北上した。

ずいぶん前に女川で食べた旬の秋刀魚のおいしさが
強烈に記憶に残っている。
現地では、ニュースの映像で見たとおりそれを食べた店どころか
港周辺の町全体が跡形もない。
たしか店はあの辺だったよなぁという、
その方向全体が、何もない。

足下には最近置かれたであろう花束。オレンジ色の花。

そこから北上、南三陸を通って気仙沼へ向かう中、
多くの入り江で壊滅したまま恐ろしく静かな集落を見た。
これらを「元集落」と言うべきかどうかわからない。
一人だったら正気を保てなかったかもしれない。

頭ではわかっていても、住人と住環境が根こそぎ消滅している
という現実は簡単に受け入れられないものだと感じた。

まだまだまだまだ、継続している事実は厳しいのであります。
ただ、多くの方が元気を振りしぼって
土地を引っ張っておられるのも事実です。

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