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2011年5月

千年単位の生命

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大三島の大山祇(おおやまずみ)神社には、
樹齢2千年とも3千年ともいわれる椎の木がいくつも立っている。

千年単位で生きるとはどんな感覚なのだろう。

昔読んだ「ゾウの時間、ネズミの時間」という本には、
生物の生涯心拍数はほぼ同じで、体重の重い大きな生き物ほど、
ゆっくりした心拍サイクルと時間の中で生きており、長寿である、
というような説がうたわれていた。

動物ではないが、長寿がゆっくりした時間の結果だとすれば、
2000年以上も生きている椎の木が感じる時間は
どれほど遅いのかわからないくらいになっているはずだ。

感情の変化などにも時間がかかりすぎて、
短命な人間はこれに気づく前に世代が代わってしまい
そういうことが発見されないままなのかもしれない。

人間の一生など「ちらっと現れてぱっと消える」くらいの
小さな時間だろうなぁ。

せめて今が彼らの平穏な「瞬間」であることを願いたい。

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EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM  f6.3 1/30sec ISO200
EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM
  f11 1/40sec ISO200

 

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船の町

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黄砂の瀬戸内海に浮かぶ船の町。
どうやら町内で一番高いビルより、造っている船の方が大きい。


EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM  f8 1/500sec ISO200


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しまなみ街道を行く

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尾道からしまなみ海道を渡り、向島、因島、生口島、大三島、大島へ。
これらの島から眺めると、瀬戸内海には岩場と言ってもいいような
小さな無人島が多い。

いま気づいたようなフリして実は広島に住んでいたこともあるのだが、
こうやって島を渡り歩くと、やけに実感がわく。

江戸時代以前には、この複雑な地形と潮の流れを熟知した海賊衆が、
九州方面と関西を行き来する海運に大きな影響力を持っていたという。

「大自然」というよりは、人の営みの歴史と一体となって彩られた海、
ということでしょうか?

小さなところで言えば、尾道あたりの渡船に乗ってみると、
完全に生活と一体化してるのを感じるもんなぁ・・・・深いなぁ。

EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM  f6.3 1/25sec ISO200

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天保十五年の落書き

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秀吉が戦没者の慰霊のために建設を命じ、
本人が没したため未完のままとなっている千畳閣。

千人の僧侶に読経させるための広間が、
未完ゆえ天井板もないまま公開されている。

畳857枚分の広さがあり、奉納イベントがときどき行われていて
最近ではオノヨーコや元ちとせのコンサートも開催されたらしい。

そのようなイベントはずいぶん古くから続いているようで、
柱には、芝居をやった記念に一座の人達が
書き残していったサインのようなものがある。
調べてみると、当時の歌舞伎役者と、その裏方らしい。

天保15年(1844年)という年代からすると、この芝居が行われた時点で、
千畳閣が作られてから250年以上経っているわけで
すでに「歴史的神社での芝居」という位置づけだったのかもしれない。
この役者の当時の人気や格はわからないけど、
その記念に書いていったのか、頼まれて書いたのか??

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EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM  f5 1/13sec ISO1600
EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM  f7.1 1/5sec ISO1600
EOS 5DMarkⅡ+ EF24〜105mm f4L IS USM  f5.6 1/20sec ISO400

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厳島神社その2

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EOS 5DMarkⅡ+ EF24〜105mm f4L IS USM  f8 1/15sec ISO800



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EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM  f6.3 1/30sec ISO640 

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厳島神社に行ってきた

110505itsukushima_mg_7936 国宝「祓殿(はらいでん)」の床板。淺野藩の船に使われていた木材が使われている

宮島に行った。
子供の頃広島に住んでいたことがあり、記憶が定かではないが
今回が通算3度目か4度目くらいになる。

厳島神社をあらためて見ると、
もともと神の島として人を寄せつけなかった宮島の威厳を
どんなアプローチで人々に伝えていくかということに
計り知れないアイデアとエネルギーが注がれているように思える。

子供の頃は「そういう神社が宮島にある」ということが、
「山がある」とか「海がある」とかと同じような
当たり前の事実としか思っていなかったが、
「潮が満ちると海に浮かび上がる神社」を作ろうなんて発想は、
考えてみれば狂気の前衛アートに近いのではないだろうか。

この神社が作られる前から、
完全な自然物としての宮島自体が、
神そのもの、崇拝の対象とされていたわけだから、
ある意味、当時の人智と財力を尽くした、
壮大な「神の意味」の翻訳作業であったのではないかと思う。

また行きたいなぁ。
次か、その次の時かはわからないが
「翻訳作業前」の部分にも触れてみたい気もする。


EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM
  f8 1/50sec ISO400

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