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学芸員というお仕事

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静岡のIZU PHOTO MUSEUMで比嘉康雄さんの写真展
「母たちの神」を見た。
沖縄から奄美に至る、琉球弧一帯に伝わる伝統的祭祀の作品群。
昨年末に沖縄で行われた展示ラインナップそのものだ。

運よくギャラリートークが始まるタイミングだったので
話を聞きながら作品を見ていく。

学芸員さんの説明はけっこう深い部分にも入っていき
祭祀の名前はもちろん、「ソールイガナシー」とか「西銘シズさん」など
地元の方以外はよほどマニアックな人しか知らない言葉や名前も
交えての30分となった。

沖縄の信仰について初めて聞く人にはちょっとレベルが高いかも。
でもこの展示だとそのくらい突っ込んだ説明が必要になるだろう……。
僕にとっては充実した時間だった。

トークの後に話をうかがうと、毎回展示の内容に合わせて
作品やテーマをかなり深く研究されるようで(そりゃそうか)、
結構大変なお仕事だ。比嘉作品の中心ともなる撮影地の
久高島へも行かれたとのこと。
学芸員というより「研究員」である。
(実はこの方、重森弘淹写真評論賞の受賞者でもあった)

そういう職業なのだから当たり前のことなのかもしれないが、
素人の想像を越えるご苦労があるにちがいない。

ある時はディープな沖縄の信仰世界、
ある時はニューヨークのアート写真、
ある時は日本の山岳写真について……。

幅広く奥深く消化して、人々に魅力を伝えていく。
こういう人達も写真の世界を支えているのだなぁ。
 

EOS 5DMarkⅡ+ EF70〜200mm f4L IS USM  f8 1/1600sec ISO200

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