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柄にもなく写真展見てます

・・・・・080605_2

柄にもなくやたらと写真展に足を運んでいる。
(いやまぁ、もともと自分が撮る写真にしかキョーミないほうなんすけど)
見たら見たで、柄にもなく感想をメモしたりしている。
もったいないのでここにもメモしとこうかと。
タイムラグめちゃくちゃなので書いた頃には終わってる写真展が多いすけどね。
あ、書かれた人、勝手に書いてすみません。


【写真展感想メモ〜その1】
「宮本常一が歩いた日本・・・昭和37年〜39年」
作者〜宮本常一  見た日〜08.6/5(銀座ニコンサロン)

 民俗学者・宮本常一が昭和35〜39年に取材先で撮影した日本各地のスナップ。ハーフサイズのオリンパスペンで撮影されたものを、大半はベタ焼き(ネガフィルムを1本まるごと印画紙に乗せて焼き付けたもの)の拡大版で展示。

 完成度の高い構図(一見ふつうに見えるんだけど、スキがなーいない)、見事なシャッターチャンスのとらえ方、安定した露出(ベタ焼きだからわかりやすい)などから、あなどれない撮影技術を持っていたことが分かる。同じカメラがウチにもあるが(もう壊れてる)、現代のカメラと比べればピントも露出もカンで合わせるようなもの。プアなカメラでよくぞこんな作品が! と思えてしまう。だいたいこの人、カメラマンじゃないんだから。その意味では天才的なものを感じる。

 それにも増して、腰の据わった被写体との距離感、とでも言えばいいのか、目線の安定感が抜群。日本中どこへいっても何を撮っても距離感が変わらない。どこで撮っても「撮らされていない」と言えばいいんでしょか。民俗学者として各地を見聞きし培った価値観がその土台になっているのだろう。

 一見、瞬発力のあるインパクトを受ける写真ではないが、見るものを引き込む被写体の本質や魅力が、高い密度で封じ込められているような気がする。
 「声高に」というより、ささやいたり、のんびり話したり、というニュアンスかもしれないが、写真が確かに「語っている」と感じた。

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