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2007年9月

寡黙な超豪華施設

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三浦半島の山の中にある
「湘南国際村」というところに行ってみた。

用もないのに。

いやー正直、係の人がやってきて
「きょうはどのようなご用件で?」などときかれようものなら、
シドロモドロになっていたに違いない。

入った建物はどーやら国際交流カンケイの
研修センター兼宿泊施設のようなものらしい。

館内には平山郁夫のコレクションがあり、
建築家がフルパワーで設計した中庭や人工池があり、
屋内プールは静かに水をたたえていて、
床も柱も車寄せの石畳は、
高級ホテル並みにぴかぴかなだ。

が、明らかに不自然なことがある。

人がいない。

ロビーにはBGMも流れていない。

ラウンジやレストランも開店休業状態、
じゃなくて開店していないっての。

びっくりするほど静かな豪華設備。

いったいどーなっとるのか?
ウワサにきく北朝鮮の観光施設って、
だいたいこんな感じか?
きょうはお客さん役の人民が休みの日か?

売店で缶コーヒーを買おうとレジの呼び鈴を鳴らしたら、
すぐ隣のフロントに一人っきりで番をしていた女の子が走ってきた。
久しぶりの人とのふれ合いが嬉しくてたまらない、という感じの笑顔である。
 
心配だ。彼女のためにも
みなさん今すぐ研修するように。

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海の男、ですか

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ここのところ海の男なのである。
といってもヨットとかサーフィンとか
ビーチ柔道とかビーチ大相撲とか
ビーチ殴り合い後に「お前もなかなかやるじゃないかわっはっはっ見ろよ夕日」
みたいな男らしいもんじゃなくて、
やたら三浦半島で写真を撮りたい欲がブレイクしているのだ。

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ビバ海辺。

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しかし、このご時世、いいオヤジが一眼レフを持って
水着の男女が行き交うビーチでウロウロするだけで
すでに変態疑惑50パーセント付近に達しているわけで、
大幅なマイナスからのスタートだ。
 
なにせこの夏のワイドショーでは
水着女性を盗撮する連中が係員につるし上げられ
クロと見なされるや目の前で記録メディアをへし折られる場面が
じゃんじゃん放映されていたのである。
 
そんな連中と同じにされてはかなわん。
 
で、「や、やはり落ち着いた振る舞いを、こ、心がけねば」
などと思いあせり、ついムリに取りつくろってしまう。

どこ見て軽く微笑んでんだよオレは、とか
貸しボートの看板をそこまで真剣な目つきで撮るか、とか
ときにはファインダーから目を離して子犬が走り回るのを
にこやかに見守りすぎじゃねえのか、
みたいな自意識過剰ぶり。

意識しすぎってのはわかっているのだが、
勢いつき過ぎちゃった大型トラックみたいなもので、
「もっとテンション落とせよオレ」と脳は命令すれど
急にはブレーキが効かなくなっているのだ。
 
この感じ、新入社員が礼儀を意識しすぎるあまり
コンビニのバイトにまでつい「ありがとうございます!」
とか言って営業スマイルで釣り銭を受け取っちゃうのと
ちょっと似てるなぁ。
 

ま、そんな小さなことは簡単に溶けてなくなるくらいに
深い母性と父性をない交ぜにしながら、
海は大きくたたずむのであったが。

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